モラルBOX日記

【安城市立安城北部小】親子で学ぼう「インターネット安心・安全講座」

公開日
2013/07/18
更新日
2013/07/18

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 「先生、中学校に行ったら携帯電話を買ってほしいって子どもが言うんですが、持たせるには不安があって。」高学年の保護者からの相談で増えているのが、子どもにインターネットや携帯電話をどう使わせるかについてである。また、子どもたちも「携帯があれば、いろんなゲームができる。」「友達とメールで遊ぶ約束をしたい。」と携帯電話の利便性ばかりに目が向いている。
 携帯を持たせることに不安をもつ保護者と危険性に対する認識の甘い子どもたちが同時に携帯電話について学ぶ機会を設ければ、正しい理解の上で、携帯電話について話し合うことができるのではないかと考えた。
 そこで、本校では、PTA成人教育委員会と連携し、6年生とその保護者を対象に、「インターネット利用安心・安全講座」を行った。講師に、愛知県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課の情報セキュリティアドバイザーをお招きし、インターネットの基本知識から、その危険性や利用モラルについてクイズを交えながら、楽しくお話いただいた。子どもたちは、インターネットに潜む「ネットいじめ」「高額の使用料の請求」などについての説明では、たいへん驚き、そのおそろしさを実感していたようであった。
 講座を終えた子どもたちは、「ネットいじめの恐ろしさが分かった。」「だまされてクリックしてしまわないように気を付けたいと思った。」などの感想をもつことができた。また保護者からも、「親子でしっかりと話し合ってから携帯電話をもたせたい。」「子どもが利便性だけでなく危険性について知るよい機会になった。」という感想をいただいた。
 インターネットの利用の場は、家庭の場合が多い。今後、学校では情報モラル教育を充実させ、家庭や地域社会と連携をとって、インターネット上のトラブルから自分の身を守れる情報モラルの高い子どもたちを育てていきたい。