【安城市立志貴小】親子で踊る校歌「輝くひとみ」
- 公開日
- 2013/08/28
- 更新日
- 2013/08/28
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校の校歌には踊りがあります。昭和46年の校歌制定と同時に「輝くひとみ」という踊りがつくられました。その踊りは当時と変わることなく受け継がれています。
本校は全校生徒数159名の小規模校です。創立当時も200名程度で、児童種目だけでは半日で終わってしまう運動会を盛り上げようと、保護者、町内会、消防団と町内総参加の学区連合運動会が発案されました。その学区連合運動会で、全校児童と保護者が一つの輪を作り、校歌を歌いながら「音遊・輝くひとみ」を踊ります。親子で一緒に学校の踊りを踊ることで、親子のふれあいの場となること、一緒に学校の伝統を受け継いでいこう、学校を大切にしようという気持ちを高めることをねらいとしています。
運動会で踊るために、4年生から6年生で構成される運動会の実行委員を中心として練習を行いました。高学年の子どもたちは、1年生の時から踊っているので完璧です。下の学年の子どもたちは、舞台の上で踊る実行委員や高学年を見ながら踊っていました。初めは小さな動きでしたが、練習を重ねるうちに元気に踊ることができるようになりました。今年から来た先生も、自分のクラスの子どもたちの踊りを見ながら、何とか踊れるようになりました。先生が子どもに教えるのではなく、上の学年から下の学年へと伝えていくことは、「ぼくたちの学校の踊りなんだ」という気持ちや、学校の伝統を受け継いでいこうという意識を高めるという役割を果たしていると言えます。
運動会当日、子どもたちは、お家の人と一緒に運動会に参加できるので、入場のときからにこにこしていました。この日のために練習をしたので、子どもたちは元気いっぱいに、大きな動きで踊ることができました。お家の方も志貴小学校卒業生が多いので、自信たっぷりに、笑顔で踊っていました。また、おじいちゃんやおばあちゃんが参加してくださる家庭もありました。子どもたちもお家の方も、笑顔でいっぱいでした。
・6年生の感想
今年は小学校最後の運動会なので、輝くひとみを踊るのも最後だと思って一生けん命おどりました。後ろでお父さんもおどったので、お父さんに負けないようにしようと思って、まっすぐ手をのばしたり、最後のポーズはピタッと止めたりしました。がんばっておどれたのでよかったです。
・1年生の保護者の感想
私も志貴小の卒業生ですが、何年ぶりかに踊るので心配でした。でも、校歌の曲が流れると体がちゃんと動いたので、覚えているものだなあと思いました。また、子どもが目の前で一生懸命踊っていたので、私も楽しく踊ることができました。親子で一緒に踊るということが普段の生活の中ではないので、とてもいい体験だと思います。
初めて志貴小学校に来て、校歌に踊りがあることに驚きましたが、運動会の種目の中で児童、保護者、先生、地域の人がこれだけ一緒になって参加できるものは他にありません。わたしたち教員にとっても、心温まる行事になっています。