【一宮市立葉栗北小】道徳「生命の尊重」の実践
- 公開日
- 2013/07/31
- 更新日
- 2013/07/31
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
4年生で、「すべての生き物はせいいっぱい生きている」という主題で、道徳の授業を実践しました。
近づいてくる虫を見て大声で避けたり、学級内で友達を傷つける言葉を発したり、小動物や友達を尊重する気持ちに欠けている児童の実態から、「身近な動植物に優しく接し、生命あるもの全てを慈しむ心を育てる」ことをねらい、「ヒキガエルとロバ」という資料を用いて、授業を行いました。
一生懸命逃げ回り生きようとしているヒキガエルを前にして、そのか弱い生命を脅かそうとする子どもたちの姿と、苦しい立場にあっても渾身の力を込めて助けるロバの姿を対比することで、生命ある物に対する両者の心を明確に理解させました。そして、資料では何も話していないロバの気持ちを役割演技で表出させ、演技をした児童と見ていた児童で意見交換をすることで、ねらいにせまらせていきました。
児童のワークシートには、「小さな命でも大切にしたい。」「育てているツルレイシが少しずつ伸びている。生きているんだなと思った。」など、身近な小さな命に目を向け、大切にしようという気持ちが書かれ、「生命を大切にしようとする気持ち」を高めることができたように思います。
「死ね。」という言葉を簡単に口にしてしまい、友達の心を傷つけることが多い昨今。このような授業をより多く行い、「命を尊重することの大切さ」を児童の心に訴えかけていきたいと考えています。