モラルBOX日記

【北名古屋市立栗島小】みんなが一人一鉢育てたら

公開日
2013/09/15
更新日
2013/09/15

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、一人一鉢運動に取り組んでいます。 
 ペチュニア、大豆、アサガオ、夏野菜など、各学年でそれぞれ植物を育てています。子どもたちは毎日水遣りをしたり、草抜きをしたりして、大切に世話をしています。そして、「つぼみができた」「紫色の花が咲いた」と、変化が起きるたびに歓声を上げています。
 園芸委員は、さくら草も育てています。さくら草は、毎年親子ボランティアで株分けをします。その後園芸委員の手に渡り、大事に育てられます。さくら草の鉢づくりは、8年前に本校の児童が進学する天神中学校で育てていたさくら草の株を分けてもらったことからスタートしました。今日まで、そのさくら草は自然に種を落とし、成長し、株を分け、花を咲かせてまた種を落とし、受け継がれてきました。一人一鉢の代表植物として、本校の伝統になりつつあります。
 園芸委員に育てられたさくら草は、卒業式や入学式で舞台の上に飾られます。ピンクや白の可憐な花で、式場全体が華やかな雰囲気に包まれます。さくら草の花言葉は「希望」です。卒業生の門出を祝ったり、新入生を迎えたりするのにピッタリです。園芸委員のお世話にも自然に熱が入ります。
 自分で育て始めてから、子どもたちの植物を見る目が変わりました。植物の成長を自分や友達のことのように喜び、心も癒されているようです。徐々に友達にも優しい気持ちをもてるようになりました。「早く大きくなってね」と水遣りの時に話しかけたり、「○○ちゃん」と名前を付けたりしている児童もいます。手塩にかけて育てた植物が、すくすく大きく立派になっていく姿を見て、子どもたちの笑顔が増えました。
 校内には、約400鉢の植物を見ることができます。友達が大切に育てている植物を見て、互いに温かい気持ちになります。
 一人一鉢を通して、今後も生命を大切にする心、優しい気持ちを育んでいきます。

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