モラルBOX日記

【豊川市立中部中】〜携帯電話のマナーを学ぶ〜「携帯安全教室」

公開日
2013/09/02
更新日
2013/09/02

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

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 中学生でも、携帯電話を持つ生徒が年々増えてきている。それに伴って、SNSを介した人間関係のトラブル、有害サイトへのアクセスによる被害、携帯電話の動画や写真の安易な転用など、一歩間違えば大きな問題になる危険性も増えてきている。
 そういった現状をふまえ、本校では、毎年2年生の生徒・保護者を対象にした「携帯安全教室」を開いている。平成24年度は、愛知県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課 梅村峰次様を講師にお招きし、インターネット上での個人情報の取り扱いや掲示板の利用、スマートフォン利用の中でのトラブルなどについて、講演していただいた。
 講演では、実際に起こった事例をふまえながら、携帯電話やインターネットの便利さの裏に隠された危険性をわかりやすく教えていただいた。普段何気なくやっているオンラインゲームやインターネット上の動画ダウンロードなど、身近な事例を多く紹介していただいたので、生徒は終始真剣な眼差しで話を聴いていた。特に、小学校4年生の子が、アメーバ(ピグ)で、他人のIDをのっとって逮捕されたという事例は、多くの生徒が衝撃を受けていた。ワンクリック詐欺や架空請求など、被害者になるだけでなく、安易な気持ちでとった行動で加害者(犯罪者)になる可能性もあることを知る貴重な機会となった。
 現在は、中学生でも3年生になると、50%近くの生徒が携帯電話を所持している。高校生にいたっては、およそ90%の生徒が所持していると言われている。また、所持率の増加に伴って、犯罪やトラブルも増加傾向である。こういった現代社会において、携帯電話を持たせないのではなく、危険を周知した上で、安全に利用する方法を身につけることが大切になってくる。携帯電話を持ち始めるこの中学校の時期に、正しい使い方を考えるきっかけとして、今後もこの活動を継続して取り組んでいきたい。