【安城市立安城中部小】「家族からの手紙」自然教室の中で心を育てる取り組みを行いました
- 公開日
- 2013/10/02
- 更新日
- 2013/10/02
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、心を育てる取り組みとして、道徳の時間を核にして、各教科、特別活動や学校行事などと関連づけながら、道徳教育を学校教育活動全体を通して行うことを全職員の共通理解としている。高学年の指導の重点として、「1 相手の立場を理解し、支え合う態度を身につけること」、「2 集団における役割と責任を果たすこと」を掲げ教育活動全体に位置づけている。
ここでは5年自然教室(3泊4日のキャンプ)を通しての取り組みを紹介する。「仲間とともに助け合い、絆を深め大人への一歩をふみ出そう」をスローガンに掲げ、総合的な学習の時間に一人一役を決め、責任をもって仕事を行うことや、具体的な目標をもってなりたい自分になるための努力について話し合った。自分自身の今までをふり返り、がんばってできているという長所を考えるとともに、これからこのような自分になりたいという具体的なイメージを考えた。
道徳の授業では、自分は今まで家族の愛に支えられていたということに気づき、自分を大切にしていこうとする気持ちを高める実践(家族愛)や役に立つ自分に誇りを持ち自分にできることはすすんで行う気持ちを高める実践(社会奉仕)を行った。
自然教室の最終日、キャンドルサービスで家族からの思いがけない手紙を読んで
涙ぐみ、「お母さんからの手紙はびっくりした。ふだんは口答えばかりしてしまうけれど、こんなふうに自分の成長を願ってくれていたのか、と感激した。私は自分のことばかり考えていたと気づいた。もっと素直になりたい。」
「妹のことばかり考えているのかと思ってすねることもあったけれど、ぼくのことも応援してくれていることがわかった。これから苦しいことがあっても乗り越えていける。」 「いつも叱っているのはぼくのためだったんだ。期待に応えてこれからもいろいろなことにチャレンジしていきたい。」と言う児童の姿があった。
家族の思いを知り、自分や家族を大切に思う気持ちや、新しいことに挑戦していこうとする気持ちが芽生えたようだ。
今後もさまざまな行事や活動から、子どもたちの心を育てる要素を見い出し、丁寧な取り組みを続けていきたい。