【知立市立来迎寺小】「早く広く伝わる悪口」
- 公開日
- 2013/10/02
- 更新日
- 2013/10/02
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
他人への誹謗中傷などの悪口が、インターネット上では人のうわさより何倍も早く、広く伝わってしまう。自分のしたことが、自分の知らないところで人を傷つけてしまうことを理解させたい。そんな思いから、この授業に臨んだ。
本教材は、軽い気持ちで友達のブログに書いた悪口が、ものすごいスピードで広まってしまい、取り返しのつかないことになってしまうという内容である。
授業の流れとして、ビデオの前半を見て感想を話し合い、「インターネット上では情報はあっという間に伝わる」ことと、「間違って伝わっていても簡単には消せない」ことに気づかせる。
次に、このビデオの場合は何に気をつければ良かったかを問いかけ、この場面に適した行動を自分なりに考える。
最後に、ビデオの後半を見てまとめる。一度発信された情報は、訂正することが困難であるため、常に相手のことを思いやる気持ちと責任をもって情報を扱うことが大切である。
子どもたちが書いたふり返りカードには、
・ 本気じゃなく、ふざけて言ったとしても、インターネットだと伝わらないから怖い。
・ インターネット上の発言には、責任をもたないといけないと思った。
・ 友達とのメールも気をつけたい。
などの感想が見られた。
今回は「情報の発信伝達に伴う責任」について取り組んだが、単発の指導で終わるのではなく、今後も家庭や地域と協力して、継続的な情報モラルの育成に取り組んでいきたい。