【豊田市立井上小】情報モラルに関する道徳授業の実践
- 公開日
- 2013/10/31
- 更新日
- 2013/10/31
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
現在、パソコンや携帯電話は生活の中に溶け込み、なくてはならない便利な道具になっています。部屋の中にいながらインターネットで世界中の情報を手に入れることや遠くにいる人と話すことが気軽にできるようになりました。近年、ゲーム機もインターネットで通信することができるようになり、ますます身近なものになってきているようです。
しかし、インターネットは、便利な反面、犯罪に巻き込まれたり、知らず知らずに他人の人権を侵してしまったりすることもあり、新聞紙上を賑わせています。今、インターネットをそれほど使ってはいない子どもたちも近い将来使うようになることでしょう。そのため、小学校の段階から、インターネットについて正しい知識や使い方の学習をすることが求められています。
5年生では、道徳の授業で、掲示板をめぐるトラブルを扱った資料を用いて、「自由と自律」について考えました。ネットで知り合った友達の注目を集めたいという気持ちから、よく確かめずに人気タレントのうわさを掲示板に書き込んでしまい、たくさんの人に迷惑をかけてしまう・・・というお話です。子どもたちのネットに対する知識はさまざまなため、授業の始めには、実際の掲示板を大型テレビで映しながら使い方を説明し、資料の内容を理解しやすいように工夫しました。
この学習を通し、掲示板には大きな魅力がある反面、そのときどきにおいて一人一人が的確な判断をすることや自らを律することの大切さを感じてくれたことと思います。インターネットの世界に限らず、高度情報化社会の中で生きていく子どもたちには、情報の正確性を気にかけることや、誤った情報を流さないようにする態度を身につけてほしいと考えています。