モラルBOX日記

【江南市立宮田中】自己を見つめ、よりよく生きようとする子どもを育てる道徳教育

公開日
2013/11/28
更新日
2013/11/28

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 宮田中学校では、自らの人生や将来を切り拓くことができる豊かでたくましい心を持ち、前向きに生きていけるようにするため、道徳の授業実践に毎年取り組んでいる。
 本校の生徒は、明るく元気であり、物事を素直に受け止めることができる。しかし、安易な言動が目立ち、トラブルに巻き込まれたり人を傷つけたりしてしまうことも少なくない。
 そこで、本年度の授業実践は、「いじめによる自殺する生徒が・・・」というニュースや大切な命が消えていく今の日本の現状をもう一度見直し考える機会にし、「生命」の大切さや生きることについて生徒たちが真剣に考えることができるような内容を取り上げた。
 写真は、明るい人生「星への手紙」を使った実践と絵本「わたしのいもうと」を使った実践したときの授業の様子である。最後の手紙にどんな内容を記したのか考えることで、その人の気持ちに迫ることができるように授業を展開していった。また、実際の絵本を学級分40冊用意することで、本当にあった出来事として、真摯に受け止めることができるように配慮した。
 生徒達は、いじめた子への怒りや憤りだけでなく、もっとみんなと共に生きたかったという妹の気持ちにせまることができた。また、生徒の感想からは、今日の授業で感じたことを自分に置き換え、「命の大切にしていきたい」「いじめが無くなるように少しでもできることがあれば努めたい」と記されており、自分や相手を大切にしようと思う気持ちが感じられた。
 道徳の授業を行うことによって、生徒の生命が輝き、自己を見つめる時間にできるように、これからも「感動が心を豊かにする道徳・生命を大切にする心を育てる」ことができるように励みたいと思う。そして、一生懸命生きている生徒たちが「生命」をより輝かせて生きてくれることを強く願いたい。