モラルBOX日記

【一宮市立大志小】インターネットなどの危険性を訴える講座を開催しました。

公開日
2013/11/28
更新日
2013/11/28

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 子どもたちが大好きなものにゲームがあります。このゲーム機から、携帯電話と同じようにメールをしたり様々な情報を入手したりすることができるようになってきています。これらの道具は、使い方によっては非常に便利であり、生活を楽しく豊かにできますが、使い方を間違えると、トラブルや危険なことに巻き込まれてしまう恐れがあります。また、相手を傷つける材料にしたり、関わるつもりはなかったのにいじめをしていることになったりすることもあります。それを自分で正しく取捨選択し、少しでも自力で危険なことやトラブルを回避できる子どもを育成するために、
 ア ネットいじめ・ネットトラブル対策として、ケータイやゲーム機などの正しい使い方を学習する機会を持つ。
 イ ケータイなどのコミュニケーションツールを利用する割合が増加する高学年にネット利用の危険性を計画的に指導する。
 ウ 学校の指導だけではなく、家庭の理解・協力が不可欠であるので、保護者への啓発を進める。
 以上を考慮して、6月の学校公開日に合わせて、5・6年生と全学年の保護者対象に講座を開き、インターネットの裏側に潜む危険性や個人情報の管理の大切さを訴えました。
 参加した保護者からは、「中学生になってからでは遅い情報かもしれないので、5・6年生でこの学習は効果があると思った。」「子どももインターネットを使っていますが、危険も多いということを理解した上で、自分で考えて使えるようになるとよいことを学びました。」などの感想が、児童からは、「友達を知らないうちに傷つけてしまうことがないように、気をつけていきたい。」「自分の情報を簡単に伝えてしまいそうだから、この話を聞いて気をつけていこうと思った。」など多くの感想が聞かれました。
 この講座を開くことで、児童には自分はどうかと反省するよい機会になると共に、保護者へ子どもの携帯電話などの使い方にもっと関心をもって見守ることの必要性を訴えることができました。
 トラブルに巻き込まれないように、児童・保護者へ注意を促すことが大切です。高学年に限らず、ただ「おもしろい。楽しい。」気持ちだけでゲーム機等で遊ぶ低学年にも、わかりやすく怖さや危険性を知らせていくと同時に、保護者にも注意を促すなどして、家庭とより協力していきたいと考えています。