【岡崎市立美合小】コミュニケーションに大切なのは…
- 公開日
- 2013/12/16
- 更新日
- 2013/12/16
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
社会科の調べ学習でパソコン室の利用が続いた機会をとらえて,メールによるトラブルを題材にした道徳の授業を行った。資料「秘密にしたかったのに」(主題名「友情・信頼」)は、友達から来たメールを、断りもせずに別の友達に転送してしまう話である。そのことをきっかけに、主人公と友達の間にいさかいが起こる。
本校5年生の子どもたちの中で,スマートフォンやインターネットに接続できる携帯電話を持っている者は数名しかおらず,この資料の出来事を我が事として受け止めるのは難しいのではと考えた。
しかし,資料前半の内容を受けて意見を出し合ったところ,友達からのメールを安易に転送してしまったことに対する批判と共に,「他の人に言わないで」と書かなかったのも悪いという意見も出され,活発に話し合いができた。子どもたちは,この問題を「メール」という枠組みの中だけでなく,友達同士で交わす「内緒話」や「手紙」と同様に,相手の気持ちを考えることが大切だと考えることができたようだ。
また,後半の話し合いの中で,「もしこの二人が顔を見ながら話をしていたら,相手の表情で言っていいかいけないか,伝わったと思う。」「謝るなら,目の前でちゃんと謝らないと…」など,メールに依らない直接のコミュニケーションを大切に考える意見に,子どもたちの思いが集約されていった。