【豊橋市立福岡小】あなたはこんなにすてきです(誕生日カードつくり)
- 公開日
- 2014/01/09
- 更新日
- 2014/01/09
ちょっといい話
お互いを認め合う気持ちを大切にしていきたい。そうした願いから、学級全員で誕生日カードをつくりお祝いし合うことにしました。
2年生のある子の誕生日が近づいてきました。「先生、そろそろ書かなきゃ。」と催促の声があがり、A6サイズに切った色上質紙の用紙が配られます。すると全員で誕生日カードつくりが始まります。一人に宛てて学級の全員が相手の「よいところ」や「してもらってうれしかったこと」を思い思いに書きこみます。カードの周囲に色鉛筆できれいな模様をかき、周りを丸くしたり、ぎざぎざに切り込みを入れたりします。当番のグループが全員のカードを大きな台紙に丁寧に貼りつけて完成です。
誕生日の子は、みんなに拍手されながらできあがった誕生日カードを受け取ります。受け取るときは満面の笑みを浮かべる子、ちょっと照れてしまう子など表情は様々です。ですが、みんな同じなのは、もらってすぐに食い入るようにカードを読み微笑みを浮かべる姿です。ささやかな言葉のやり取りではありますが、学級全員が様々な面からコメントを書くので、もらった側からしてみれば「あぁ、自分はこれでいいんだな」と安心したり、自信につながったりしているようです。
〈カードの記入例〉
・前、ぼくをドッジボールにさそってくれてありがとう。○○さんは、とてもつよいたまをなげるから、すごいね。また、あそうぼうね。
・△△さんは、いつもはいぜんだいがきれいなるまでふいているね。えらいね。
・◇◇さんは、とても歌が上手でびっくりしたよ。きれいな声でいいね。
〈児童のスピーチ「ぼくの宝物」より〉
・ぼくの宝物は、みんなに書いてもらった誕生日カードです。わけは、いっぱいぼくのいいことが書いてあって、こんなにすてきなのかなと気持ちがよくなったり勇気がわいてきたりするからです。