【豊橋市立大崎小】肖像権について学ぶ
- 公開日
- 2014/02/18
- 更新日
- 2014/02/18
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
大崎小学校では、6年生児童を対象に「肖像権」について学習する機会を設定した。秋の修学旅行において、児童各自がデジタルカメラを持参しスナップ写真を撮影していたが、その際、写真データは誰のものなのか話題になった。児童は、自分のカメラで撮影したものは自分で自由にしてよいと考えており、「肖像権」の存在を知らない実態が明らかになった。そこで、「肖像権」の内容を扱っている動画ソフトを使いネットモラル授業を展開した。
現在、インターネットに画像を一度アップしてしまうと、その画像は際限なく広がっていき、完全に消すことは困難である。勝手に他人の顔写真を撮影し、ブログなどに名前や居住地を気軽に載せてしまうと、不特定多数に個人が特定されてしまい、大きなトラブルになることもある。また、勝手に顔写真を掲載された側は、大きな不快感とともに強いストレスにさらされる結果になる。
児童は、動画ソフトを見ながら、人には肖像権というものがあり、場合によっては、その侵害を訴えられる状況もあることを学んだ。また、「肖像権」によって他人の勝手な撮影を断れることも知ることができた。
本校の児童は改めて、修学旅行で撮影した友達の顔が映る写真の扱い方について、肖像権を守る態度が必要であると理解することができた。