【豊田市立朝日小】みんなを笑顔に〜なかよし集会〜
- 公開日
- 2014/01/15
- 更新日
- 2014/01/15
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
1 本校の取り組み
本校では、お互いの人権を大切にした人間関係づくりについて取り組んでいる。お互いのよいところを見つけあったり、月別なかよし目標を意識して、学級・学年で話し合ったりしている。委員会活動でも、「なかよし目標」を意識した活動を行ったり、生活委員会が全校に呼びかけ、0の日あいさつ運動を行ったりしている。
また、PTA役員による挨拶運動も行っている。5・9・1月には、児童理解を深め、児童との信頼関係づくりやいじめの発見、児童の心の居場所づくりにいかすことを目的として、教育相談「あのねタイム」を設けている。担任が学級の児童と個別に面談することにより、問題の早期発見ができている。12月には「人権週間」にあわせて本校では「なかよし週間」を設定している。
2 「なかよし週間」のねらい
人権尊重の精神に基づき、自分たちの暮らしの中にある偏見や差別、不条理を見抜き、これを許さない心情を養うとともに、力を合わせて問題を解決し、望ましい人間関係を築くことができる児童の育成をねらいとしている。
3 活動内容
(1)人権啓発記事の掲載
学校だより「あさひの窓」や学年通信などに啓発記事を掲載し、全校児童だけでなく保護者への周知も図った。
(2)なかよし集会について
12月4日に、「人権」について知ること、相手の気持ちを考え、いじめをしないという気もちを高めることをねらいとして全校集会を実施した。
<みんなで考えたこと>
・「いじめとはどういうことだと思うか」
・「もしも自分がいじめられたらどうしたらよいと思うか」
・「もしも、誰かがいじめられているのを見たらどうしたらよいと思うか」
・「『いじめ』をなくすには、どうしたらよいか」
事前に人権標語の募集を行い、集会前には、学級毎に以下のことについて話し合いの時間をもった。集会当日、12月のなかよし目標「いじめについて考えよう」をテーマになかよし集会を行った。人権・いじめという難しい内容であったが事前の各学級での取り組みもあり、低学年も真剣に集会に参加することができた。
福祉委員会の寸劇の後には、全校児童に意見を問うコーナーも設けた。自分がいじめていると思っていなくても、知らないうちに相手につらい思いをさせてしまったり、いけないなと思っても止める勇気がなくて一人ぼっちにしてしまったりという設定の劇について、「いけないことだと思います。」「(劇中で仲間に誘ってもらえなかった)Aさんも誘ってあげればいいと思います。」など、学年の実態に合わせてたくさんの子が意見を発表することができた。
また、3名の教師からは、自身の子どものころのつらい体験について話を聞いた。大人になった今もつらい思いとして残っている過去について赤裸々に述べた先生の話を多くの子どもが涙を浮かべながら聞いていた様子から、子どもたちの心に大きく響いたものと思われる。
さらに、養護教諭からの具体的ないじめの件数あげた本校の実態について話を聞くことで、子どもたちはいじめについてより自分たちの問題として捉えてくれたことと考える。
事後指導として、発達段階に合わせて各クラスで、各教科・道徳の時間で「いじめ」や「友だち」について考える時間をもった。また、子どもたちは、みんなが楽しく笑顔で過ごすために、自分は「〜しない」の約束をした。決めた約束は小さいカードに記入し学級で掲示をしたり、福祉委員で募集した人権標語をお昼の校内放送で放送したりして、意識の継続を図った。
(3)いじめに関する講演会
1月11日㈯には、保護者と5,6年児童を対象に財団法人いじめから子供を守ろうネットワーク事務長・丸山秀和氏を招き、演題を「『いじめ』発見の仕方、携帯電話の扱い、学校との対応など」として講演会を実施した。