モラルBOX日記

【田原市立若戸小】「電子メールを使うときのルールを考えよう」

公開日
2014/01/31
更新日
2014/01/31

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

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https://asp.schoolweb.ne.jp/2340010/blog_img/10515831?tm=20240815153205

 本校5年生を調査したところ、LINEなどの無料通話アプリを使ったことがある児童が3割程度、自宅でインターネットに接続できる情報端末機器を持っている児童は学級の8割以上おり、使用頻度は少ないものの環境は整っていることがわかりました。
 現在、トラブルはおこっていませんが、「ネット依存」「ネット内いじめ」等の問題が中高生の中で話題になっている昨今、大きなトラブルに発展させないためにも、小学校から適切な指導をする必要があると考えます。
 そこで、田原市の学校間情報ネットワーク上に導入している「事例で学ぶ Netモラル」(広教)のソフトを活用し、「電子メールのルールやマナー」を身につけさせるため、5年生で情報モラル教育を実施しました。
 まず、事例を見る前に、電子メールで気をつけることを記述させました。多くの児童が未経験のため、「アドレスを抜き取られないようにロックをかける」「知らない人からのメールは返さない」などの不審者を警戒する記述がほとんどで、「悪口を書かない」などのコミュニケーションに関する記述はありませんでした。次に、事例を見て、気がついたことや何がいけなかったのかを話し合いました。送り手と受け手の両方の気持ちを考えさせることで、「悪口を書いてはいけない」「言葉使いに気を遣う」「時間帯を考える」などのルールについて実感することができました。また、ドリルで繰り返し検定することによって、学んだことを確認することができました。
 情報モラルの指導には、家庭の協力が不可欠です。今後は、外部講師などを活用し、保護者への啓蒙を促進する必要があると感じました。