【豊田市立四郷小】「情報モラルの授業:インターネットの使い方を考えよう」より
- 公開日
- 2014/02/06
- 更新日
- 2014/02/06
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
情報化社会の進展により、学校現場においても、ICTの導入や活用が進められています。一方、インターネットを悪用した犯罪や匿名性に隠れた誹謗中傷の書き込みなどの問題も年々増加の一途をたどっています。このような社会背景に伴い、本校の児童もメールやチャットなどで友達とやり取りしている子は少なくないことがアンケートを通してわかりました。
このような実態を受け、年間計画に基づいて行われるICT支援員の先生との授業の他に、高学年を対象に情報モラルの授業を行いました。授業では、児童の「インターネットに関わる時間」のアンケート結果から、学級の中でも1日3時間以上使う人が少なくないことを話しました。また、現在問題となっている「ネット依存」や「LINEいじめ」などの新聞記事を例に挙げて、インターネットに関わるトラブルは決して自分たちと無関係なことではないということを伝えました。そして、そのような問題から自分を守るためには、どんなことに気をつけなくてはいけないか話し合いました。
児童からは、「時間を決めてやる」「家の人の前で使うようにする。」「相手の嫌に感じることは送らない」などの意見が出てきました。授業後の児童の感想には、「ネット依存やLINEの問題を知って怖くなった」「これからは時間を決めてやるようにしたい」など、便利なインターネットの裏側に潜む危険を知り、自分たちのインターネットの使い方を見直そうとする気持ちを高めることができました。
この授業は、1月の土曜日、学校参観の日に行いました。保護者にアンケートを依頼し、結果を要項にして渡したところ、それを元に情報交換をする姿も見られました。これからは、低学年への指導と家庭との協力を視野に入れて、情報モラル教育の充実を図っていきたいと思います。