モラルBOX日記

【豊橋市立南部中】2年生で、ハゲワシと少女の道徳授業を行いました。

公開日
2014/02/18
更新日
2014/02/18

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 豊橋市立南部中学校2年4組で、ケビン・カーター氏が撮影した写真「ハゲワシと少女」について、「人命か!?それとも報道か!?」という題名で道徳授業を行いました。

34名中、人命優先派が14名、報道優先派が20名で話し合いをスタートさせました。

*人命優先派の意見*
・ケビン氏は裕福になるけど、少女はそうならない。賞金を全額寄付してほしい。
・少女を救うことでその子から話を聞いて、何が不足かわかる。
・人間のいのちは一つしかないから、少女の将来を考えてあげたほうがいい。
・人命はなくなったら戻らない。名誉や名声よりも人命が大事。
・少女はまだ生きられる可能性がある。
・今目の前で苦しそうな子を助けるべき。
・賞を撮るために写真を撮ったのなら最悪。
・弱っている子を見たら助けるのがふつう。


*報道優先派の意見*
・ケビン氏の仕事はカメラマンで、現状を世界に知らせるために写真が必要。
・世界の現状をみんなが知り、援助をすることで世界平和につながる。
・私たちのようにこういう事実を知らない人たちに事実を伝えるべき。
・ケビン氏だって、こういう写真を撮ることで生きている。
・この写真を見ることで、世界の悲しさや辛さを知ることができる。
・第2の少女を作らないため。
・ケビン氏はお金のためじゃなくて、この現状を世界の人に知ってもらいたくて撮った。
・この写真を見て現実を世界の人が知り、助ける人が増えたら貧しい国も豊かになる。
・天秤にかけるならば、一人の命<大勢の命。

 話し合いを通して、報道を優先することも大勢のいのちを救うことにつながることに多くの生徒たちが気づいたり、実りある授業になりました。