モラルBOX日記

【みよし市立黒笹小】道徳「友だちと仲良く遊ぼう」の実践を受けて

公開日
2014/02/28
更新日
2014/02/28

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

本年度、愛知教育大学の小関俊祐先生にお越し頂いて、3年生の4クラスで道徳の授業「友だちと仲良く遊ぼう」を行って頂きました。写真は小関先生が「こせきち君」になり、他の2人の学生の方と劇をしているところです。
 劇その1では、数人の子が仲良くすごろくで遊んでいるところに1人の女の子が「なにやってるの?」とやってきます。
 一瞬の劇ですが、すかさずプリント1の配布があり、小関先生は「4コマ漫画の3コマ目の空欄に2コマ目と4コマ目のにこにこ笑顔の『みんな仲良し』がつながるように絵や言葉を考えて書きましょう。」と子どもたちに呼びかけました。      
 子どもたちは、思い思いに絵や下の吹き出しにせりふを書き、発表しました。「すごろくだよ。いっしょにやる?」「入れてくれて、ありがとう。」などの発表がありました。
続いて、劇その2が、始まりました。                 
シチュエーションは同じですが、2枚目のプリントの2コマ目は何も言わずドーンとぶつかってくるというところで劇は、終わります。
 プリント2が配られるまでは、4コマ目は、けんかになってドーンとぶつかられた子が、怒ったり、周りの子も含めてけんかになったりする絵だろうと想像していました。
しかし、その予想に反して、プリント2の4コマ目もプリント1の4コマ目と同じく、「みんな仲良し」のにこにこ笑顔の絵だったのです。
子どもたちもびっくり、先生もびっくりのプリント2の配布でした。小関先生が「ドーンとなっても、みんな仲良しで終わるために、どんな言葉がけや行動ができるか、考えてください。」とおっしゃいました。そこで子どもたちが出した結論は、「ドーンとぶつかったら痛いよ、一緒に遊びたいなら、『入れて!』って、言ってよ。」「ごめんね。入れて!!」「いいよ。」 4コマ目の「みんな仲良し」に続く というものでした。
 授業を受けて、どんなことがあっても、最後にみんなが笑顔になって「良かったね」と言い合える「みんな仲良し」になる方法を考えていくといいと気づくことができました。 
その後、子どもたちの中でトラブルがあったときに「小関先生の考えでいくと 」というと「こせきちだったらねえ、 」とすぐに小関先生のことを思い出し、「どんな気持ちだって言えばいいんじゃないの?」「言えば分かるよねえ。」と言ったりします。自分のことを振り返り、「ごめんね。」と言うことが出来た子もいました。
 各クラスの子どもたちの心にも、各担任達の心にも鮮やかで有意義な授業となった1時間を感謝の気持ちを込めて、この場で紹介したいと思います。ありがとうございました。

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