モラルBOX日記

【岡崎市立竜南中】情報モラル2013

公開日
2014/03/12
更新日
2014/03/12

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 現在、携帯やパソコンによる、メールやインターネットによる相手への誹謗や中傷などが深刻な社会問題となっている。本校でもここ数年、メールやSNSに発するトラブルも発生している。そこで、本年度、本校ではフィルタリング調査を実施し現状把握に努めた。その結果は下記のようである。
  ◎個人利用携帯電話・スマートフォンのフィルタリング設定率  85.5%
  ◎個人利用携帯電話・スマートフォン所持率  29.1%
 また、学年が上がるほど、男子より女子の所持率が高いことが分かった。
 この結果を踏まえ、生徒たちがメールやインターネットによるトラブルや犯罪に巻き込まれないように、『広げよう 情報モラル2013(友だちっていいよね・・・知らない間の出来事)』の教材を題材として、全クラスで1時間ずつ授業を実施した。生徒の主な感想はつぎのようである。
 「ネットは本当のことが書いてあるか分からないので簡単に信じないようにして、事実かどうか確かめるべきだ。」「自分の書いたことに責任を持つべきだ。」「書く前に、書いた後にどうなるかを考えてから行動しなければいけない。」「自分だけでなく、多くの人が見ていることを自覚しなければいけない。」「インターネットなんか使わずに、言いたいことは直接本人に伝えるべきだと思った。」「悪口は絶対に書かずに、楽しめる会話や、心温まる書き込みをしようと思った。」「メールの書き込みは、知らない人にまで広く伝わるので怖いと思った。」
 授業のまとめで、何気ないネットへの書き込みが、知らないうちに相手を傷つけ、それが広範囲に広がり、取り返しのつかないことになる怖さを気付かせることができた。
 また、トラブルに巻き込まれないように心がけるとともに、自分自身が加害者とならないように気を付けるつけることの大切さを確認できた。