【東海市立名和中】メール交換は友情のあかし?
- 公開日
- 2014/03/14
- 更新日
- 2014/03/14
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
近年,携帯電話やスマートフォンが世の中で広く普及し,それにともなってメールやSNS上でのトラブルが増えている。本校では1年生を対象に,道徳教材『明るい人生』(メール交換は友情のあかし?)を用いて,メールを使う際に気をつけるべきことを考える授業を実践した。
各家庭で携帯電話・スマートフォンの使い方についてどのようなルールをつくっているかを聞いたところ,「夜○時以降は使わない。」「宿題が終わるまでは使わない。」といったものが挙がった。一方で,ルールが決められておらず,自分の自由に使えるため,ついつい深夜まで使って寝不足になってしまうという生徒もいた。
写真のような場面で,自分ならどうするか話し合いを行ったが,多くの生徒は「返信したらまたすぐにメールがきて食事に集中できないから。」「家族との会話を大事にしたいから。」という理由から,Aの「メールを確認して,そのまま食事をつづける」を選んだ。しかし,「すぐに返信しないと,あとから文句を言われるかもしれないから,その場ですぐに返信する。」と答えた生徒もいた。それに対して,「それぐらいのことで怒るような奴は友達じゃない。」「こっちの事情をわかってもらえるように,ちゃんと説明することが大切だ。」といった意見が出された。
話し合いのまとめとして,メール・SNSと上手に付き合っていくために意識するべきこととして以下のような意見が挙げられた。
o宿題や食事・風呂など,自分自身のやるべきことを優先する。
o友達とは学校で会えるので,家にいる時間は家族と過ごす時間を大切にする。
oメールを送る時には,相手の都合を考える。
今回の授業により,側にいる家族や画面の向こう側にいる相手への思いやりをもって携帯電話やスマートフォンを利用することの大切さに気づかせることができた。今後も,生徒の実態に合わせて情報モラルに関する意識を高める実践を行っていきたい。