【一宮市立木曽川東小】ミニトマトさん、大きくなってね。
- 公開日
- 2014/05/30
- 更新日
- 2014/05/30
ちょっといい話
2年生は、生活科の学習として、一人一鉢でミニトマトを育てています。小さな苗のときに鉢に植えて、毎日大切にお世話しています。黄色い小さな花が咲いたときには、「かわいい!」と目を輝かせて数を数えていました。
最近、緑色の小さな実がなり始めました。それを見つけた子は大はしゃぎ!みんなうれしそうに自分のミニトマトを見つめていました。ある女の子のミニトマトは、2つくっついてなっていました。すると、「この子たちはふたごかなぁ。」とつぶやき、友だちと「こっちがお兄ちゃんで、こっちが弟だね。」と、想像をふくらませて楽しそうに話していました。その会話を聞いていて、思わず顔がほころびました。
5月のある日、大雨がふりました。窓から外を見ると、雨粒が強く地面に打ちつけられています。教室の中のだれかが、「ミニトマトだいじょうぶかな。」と言うと、それに続くように、「こんなに強い雨じゃ、ミニトマトが痛がってるんじゃない?」「かわいそう。」などと心配する声が次々に聞こえてきます。そんな中、ひとりの子が「かさをさしてあげに行こうよ!」と提案しました。みんながその意見に賛成しましたが、ずっとさし続けることもかさを置いてくることもできないと考えて、実現には至りませんでした。
実際に行動に移すところまではいきませんでしたが、子どもたちのやさしい気持ちと生き物を大切にする心が育っていることが感じられるできごとでした。心がほんわかとあたたかくなりました。