【豊田市立新盛小】 親子で学ぶ情報モラル
- 公開日
- 2014/06/26
- 更新日
- 2014/06/26
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校は全校児童19名の小規模校である。児童は、調べ学習を通して、インターネットを身近な便利なものとして利用している。情報モラル教育においては、知識・技能を磨くだけでなく、情報社会で適切な行動をとろうとする道徳的心情を、並行して育てることが必要となる。また、家庭における使用頻度が多いことから保護者にも一緒に学んでもらうことが重要となる。そこで、道徳の時間において、児童の実態に合わせた資料を選び、社会的心情を育てる授業づくりを行うと共に、授業参観において保護者にも参加をしていただいている。
本年度の授業参観において、高学年は「困ったWebページにたどりついたらどうするの?」というテーマで、事例をもとに親子で学んだ。家でパソコンをインターネットにつないだり、親のスマホを使ったり、ゲーム機がインターネットにつながっていたりと、困ったWebページにたどりつく確率は非常に高いと考えられる。電子黒板を使い、モラル資料で「困ったWebページにたどりついた事例」を見た後、登場人物の気持ちを考えた。「危ないページだから、見ない方がいい。」「前のページに戻りたい。」という意見の後、「おもしろそうだから見てみたい。」「興味があるからみてみよう。」という意見がでた。その後「ウイルスに感染するかもしれない。」「ワンクリック詐欺かもしれない。」などの意見が出ると「それ以上進まない。」「前のページに戻る。」「すぐに親に言う。」「自分で閉じることができなかったら親に閉じてもらう。」という意見に落ち着いた。「DSで遊んでいるから大丈夫と考えないで、ネットにつながっているから危険なことがある。」という意見も出た。困ったときに自分で適切な判断ができるように、今後も親子で学ぶ機会を作っていきたい。
〈保護者からの意見〉
ネット使用はよい方に使用すれば便利なものだが、一つ間違えば大変なことになる。使用する子どもも低年齢化していると思うので、家庭内のルールも必要になると考える。