モラルBOX日記

【碧南市立鷲塚小】 「優しく、温かい心を育てる「人権の花」運動」

公開日
2014/07/28
更新日
2014/07/28

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

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 本校では、子どもたちの主体的な緑化活動を通して、自然に関わり、自然に親しみ、自然を大切にする心を育てている。具体的な活動として、園芸委員会を中心にメイン花壇や委員会花壇を作ったり、近隣の公民館や保育園に委員会で育てた花の苗を贈ったりしている。このような活動を通して、子どもたちに命あるものを大切にし、思いやりの心を育てるように努めている。昨年度は、人権擁護委員協議会から委託された「人権の花」運動に取り組んだ。
 児童会の園芸委員会で花を種から育て、校内のメイン花壇や委員会花壇に苗を植え、継続的に緑化活動を行うことを通して児童の心を育てた。また、全校児童から人権に関する標語を募集し、その中から代表作品の標語をプランターに貼り付けた。その後、人権擁護委員会の方とメイン花壇やプランターへの定植を行った。そして、公民館・保育園・校区の医院などへプランターを配布し、地域の人たちに花を楽しんでいただくとともに人権の意識高揚を図った。
 6月と10月に「人権の花集会」を実施し、5年生が代表として参加した。第1回は、標語の表彰のあと人権擁護委員の方とメイン花壇の定植を行った。第2回では、児童による活動報告をして、メッセージボードを寄贈した。
 「種は小さいものは、1ミリもないものもあります。ほとんど見えません。そんな種があんなに大きく育って花が咲くなんてすごく不思議に思いました。」園芸委員の児童が話した言葉である。子どもたちにとって、花を種から育てる経験はこれまでほとんどなかった。しかし、花の成長を通して子どもたちは、心を込めて世話をすれば綺麗な花が咲くことを知った。そして、花の世話を通して、優しさや温かい心を学ぶこともできた。子どもたちがこの活動を通して学んだことをさらに伸ばし、これからの学校生活の様々な場面で生かせるよう、今後も支援していきたい。