【瀬戸市立陶原小】ほのぼのあったかペア読書
- 公開日
- 2014/07/07
- 更新日
- 2014/07/07
ちょっといい話
本校では,毎年,上学年が下学年に本の読み聞かせを行う「ペア読書」を行っています。この活動は,異学年の交流を図るとともに,本に親しむことをねらいとしています。
1学期は,1年生と6年生がペアとなって行います。6年生は,昨年度の経験を踏まえ,1年生に少しでも喜んでもらえるようにと,ストーリーはもちろん,挿絵もよく吟味して読む本を選びました。
当日,いくつかのグループに分かれて,読み聞かせが始まりまし
た。6年生は,紙芝居を見せるように本の横に位置して,聞き取り
やすい声の大きさ,スピードで,1年生の反応を時折確認しながら
読み進めていきます。1年生は,そうした6年生の思いを感じてか,
食い入るように本を見,話に耳を傾けます。その光景は,まるで親
が我が子に接しているよう。そして,読み終わると,自然に1年
生から拍手が・・・。何とも言えない温かな雰囲気に包まれた時間
になりました。
6年生から,「真剣に本の方を見て,笑ったりきちんと反応をしてくれたりしたので,うれしかったです」「読み終わったら『ありがとう。面白かったよ!また読んでね。』と言われたからとってもうれしかったです」といった感想が出され,双方にとって充実した取り組みとなったようでした。中には,1年生が6年生に読み方の“アドバイス”をする微笑ましい場面もありました。そして,アドバイスを受けた6年生が,「私たちが1年生の心をつかまなくては」と真摯に受け止めていたのもまた,微笑ましく思えました。