【知立市立猿渡小】携帯電話のルールやマナーを考えよう
- 公開日
- 2014/08/04
- 更新日
- 2014/08/04
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
1 ねらい
携帯電話を使用するときには、相手を思いやったり、自分の身は自分で守っ
たりすることの大切さについて考えることができる。
2 児童の実態
本学級〈6年2組〉の子どもたち32名にコンピューターや携帯電話(スマート
フォン)の使用に関するアンケートをしたところ、次のような結果が得られた。
・家にコンピューターがある。29名
・家のコンピューターでインターネットをしたことがある。28名
・自分の携帯電話(スマートフォン)を持っている。(キッズ携帯を含む)20名
・携帯電話(スマートフォン)でメールをしたことがある。14名
このように、子どもたちにとって日常生活の中でコンピューターや携帯電話
(スマートフォン)にふれる機会は、かなり多いことが分かる。中でも、携帯電話
(スマートフォン)は32名中20名が持ち、今後中学校、高校へと成長したと
き、さらに増えると考えられるため、一番身近な情報通信機器と言っても過言
ではない。
3 授業の様子
(1)携帯電話の良いところと悪いところは?〈家の人に聞いたり、調べたりしたこ
とを発表する〉
〈良いところ〉
・急ぎの用に便利・いつでもどこでも使える・友達の輪が広がる・持ち運べる
・ゲームやアプリ・写真・テレビ・音楽・GPS・地図・調べものができる
〈悪いところ〉
・個人情報がもれる・犯罪に巻き込まれる・持っていないと仲間はずれになる
・悪口・いじめ・依存症・チェーンメールがくる・生活習慣の乱れ
子どもたちから、携帯電話の良いところ、悪いところがたくさん発表された。
悪いところが意外に多く、便利な反面、気をつけなければいけないことがある
ことを実感することができた。
(2)実際にあったケースについて班ごとに話し合おう
ア 遊びの誘いを断ると悪口を言われたケース
イ 電車の中での通話のケース
ウ チェーンメールがきたケース
エ 宿題中にメールがきたケース
オ ケータイの操作中交通事故にあったケース
カ メールで知り合った人が会いたいと言ってきたケース
上記の6つのケースについて班ごとに、どのようにすればよかったと思うか話
し合いをした。
アについては、ただ「無理」ではなく、相手に分かりやすく説明したい。イや
エについては、後からかけ直すようにした方がよい。オについては、ベンチに
座るなど止まってやるとよい。ウ、カは、友達や家族、警察などに相談した方
がよい。などの意見が出された。この話し合いで、お互いに相手のことを思い
やってメールや電話をしなければならないことや困ったことがあったときは、
自分だけで何とかしようとせず、いろいろな人に相談して自分の身を守るよう
にしなければならないことを押さえた。
4 授業の感想
・私は、携帯電話についてあまり知らなかったので、もし、自分が持ったときに
やってはいけないことをやらないようにしたいと思います。
・自分は、携帯電話を持っています。とても便利なイメージが強かったけれど怖
いこともたくさんありました。相手のことを考えながら使っていかなければい
けないと思いました。