【西尾市立幡豆小】メールで伝えるとき、気をつけること
- 公開日
- 2014/08/18
- 更新日
- 2014/08/18
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
○ねらい
メールの文章は、言葉を選び、わかりやすい文章であることが大切だと気付かせる。
○実態
子どもたちは普段何気なく使っている言葉や日常会話から誤解が生じ、うまく友達とのコミュニケーションがとれなくなることがある。特に間接的なコミュニケーションの手段であるメールでは、行き違いが生じやすい。
○実践 5年授業実践『ことわったつもりなのに』
子ども同士の言葉のすれ違いや誤解をなくすために行った実践である。本資料は、遊びの約束をしたのに言葉の解釈の違いから当日来ない子がいて困ったというものである。子どもたちに、資料前半のあらすじを動画によりつかませ、正しく伝わらなかった訳を考えさせた。電話は直接話すことで、質問など応答ができるが、メールは一方通行なので受け取った側の解釈になると多くの子が発言した。どのように伝えればよかったかとの教師の問いかけに対しては、「電話で直接伝えるか、メールの場合は『練習には行けないよ』と書けばよかった」と発表した。全員の子どもたちが、「相手にわかりやすい言葉を選ぶ」「大事なことは、直接自分で話す」「必要な言葉や内容を抜かさないようにする」などと書いていた。まとめの動画を視聴した後の授業日記には、「言葉を選ぶことが大切だと思った」「相手がわかるかどうかを考えて伝える」「『いいよ』など、勘違いされるような言葉を使わないように心がける」といった振り返りを書くことができた。
メールは簡単でよい、使いたいと考えていた子どもたちが、気をつけて使いたいという思いと言葉に気をつけようという考えを深めた。