校長先生がお話されたことです。
　旧東海道に面した豊明小学校の脇には，徳川家康ゆかりの松が植えられていました。昨年，松が枯れてしまったため，惜しまれながら伐採されました。松があったところには，今は何も植えられていません。
　先日，校区の地区の帽子をかぶった人が松の近くを通りかかり，たまたま校長先生が声をかけました。その人は，松のあったところに生えていた草を抜いてくださっていたのだそうです。こちらから声をかけなければ気づかないことでした。お願いをしたわけでもないのに，豊明小学校のことを思い黙ってきれいにしてくださっていたのです。地域の人に守られ，子どもたちもすくすく成長しているのだと思います。