本校では、ボランティア活動の一環として、校区内の道路のゴミ拾いや近くの公園の清掃などを行っています。行うのは、各部活の部員たちです。日頃、地域の方には、それぞれの部活の様々な場面で沢山の応援をいただいています。その感謝の気持ちも込めて、何か地域に役立つことをしたい、地域の皆さんにご恩返しをしたいという気持ちから、この活動が生まれました。
　今年度は、女子バスケットボール部が先陣を切りました。７月３日、３年生にとっては、最後の大会前のボランティア活動です。地域へ感謝の気持ちを伝えるとともに、チーム一丸となって、大会へ向けての士気を高めました。続いて、男子バスケットボール部、ソフトテニス部、文化部、吹奏楽部が近くの公園を分担して、ゴミ拾いや清掃を行いました。夏休みの暑い時期でしたが、普段の部の活動に負けないくらい、どの生徒も意欲的に取り組みました。
　まだボランティア活動を行っていない部は、この先に、地域の行事等も考えながら予定をしています。このように、ボランティア活動の計画、実践、振り返りを生徒主体で行わせる中で、「自己の向上、他の人とのかかわり、集団や社会とのかかわり」等の向上をめざした道徳教育を行っています。

【文化部員の感想】
・　昨日のお祭りで、花火のゴミがたくさん落ちていたのが気になっていた。ひとりだと何もできないけれど、こうやって部活の活動にするとみんなと一緒にきれいにすることができてよかった。
・　普段歩いている通学路も、よく見ると、煙草の吸い殻などのごみが落ちているのが分かった。それをひとつひとつ拾いながら、自分がいいことをしてるんだと思い、うれしくなった。
・　公園の端に生えている頑固な草をやっとの思いで抜いたら、ものすごい達成感があった。