【津島市立蛭間小】心を込めて「ごめんね」と言おう
- 公開日
- 2014/10/03
- 更新日
- 2014/10/03
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
1年生の児童は、6つの幼稚園・保育園から集まっており、6月頃は、まだ元の幼稚園・保育園からの友達と遊んでいることが多く、なかなか人間関係が広がっていませんでした。そのため、6月の上旬から、(1)仲間に入れてあげたいとき、(2)仲間に入りたいとき、(3)ありがとうの大切さというように、友達とのかかわり方を毎週の道徳の時間で学んできています。
さらに、6月下旬には、友達との関係を良好に保つために、心を込めて「ごめんね」と言おうとする気持ちが育つように、絵本「ごめんね ともだち」を資料として使用し、授業を進めました。実際に登場人物になりきって、気持ちを考えることができるよう、一番考えさせたい場面で劇化を取り入れました。発表する児童は生き生きと役を演じ、その時にどんな気持ちかを話すことができました。
そして授業の最後に、上手な「ごめんね」をするためにはどんなことに気をつけたらよいかを考え、意見交流をし、クラスの意見としてまとめました。SST(ソーシャルスキルズトレーニング)の活動で、クラスで決めた上手な「ごめんね」の言い方に近づけるよう、友達と一生懸命練習をしました。
うまく友達とかかわることが苦手な児童Aは、ある時、クラスのボール使用ルールを守らず、みんなに迷惑をかけることがありました。SSTで練習したことを生かし、すぐにクラスの仲間に向けて「ごめんなさい」ということができました。みんなもきちんと謝ってくれたことを認め、許すことができました。
SSTを中心とした道徳の時間を通して、友達とのかかわり方を学び、練習したことで、人間関係を広げていこう、それを良好に保とうという意欲を高めることになりました。