モラルBOX日記

【豊橋市立東陵中】いのち・つなぐ 〜生命尊重を基盤に「徳・体・知」の調和のとれた教育を推進する道徳教育〜

公開日
2014/10/07
更新日
2014/10/07

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 豊橋・学校いのちの日である6月18日(水)6時間目に,全校道徳を行いました。今回は「いのち」を大きなテーマに,以下のような3つの題材を用いて,学年の子どもたちの実態に合わせて授業を行いました。

 1.100万回生きたねこ
 一年生では,絵本の『100万回生きたねこ』を用いました。様々な人との関わりや愛を考えることを通して,自他の「いのち」の尊さを考えました。絵本の読み聞かせに,子どもたちは目を輝かせて聞き入っていました。担任それぞれが経験した「いのち」にまつわるエピソードを授業の最後に話すことで,子どもたちにとっても身近な話に感じられた様子でした。

 2.いのちのバトン
 二年生では,相田みつをさんの詩「花を支える枝」と「いのちのバトン」を題材にしました。「いのち」の大切さを感じ,これからの人生を精一杯生きていこうという態度を育みました。これらの詩は,自分と置き換えて考えやすかった生徒が多く「自分が“花”だとすると,“根”にあたるものは何か。」という発問に,たくさんの意見が出ました。感想からは,「いのちのつながり」を感じられるものが多く出されました。

 
 3.心をつなぐ写真
 三年生では,東日本大震災の被災地を撮影しているカメラマンを題材にした番組を使いました。被災地の現状も映し出されている映像を見て,子どもたちなりに被災地の方々に思いをはせ,真剣な表情で映像に見入っていました。このカメラマンは,最初は記録のためにとっていた写真も,ある時から被災された方の笑顔を撮るようになります。そうしたカメラマンの思いを想像し,撮った写真を受け取った被災された方の気持ちを考えました。最後に自分の生活の中で,「いのち」と向き合い,これから生きて「いのち」を「つなぐ」ためには,自分はどのようなことができるか,という視点でそれぞれが自分のこれからについて想いを巡らせました。