【設楽町立設楽中】モラルジレンマ資料をつかって(道徳の授業から)
- 公開日
- 2014/11/20
- 更新日
- 2014/11/20
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
道徳で、人間としてよりよい生き方を考え、意見が飛び交うような授業を目指し、手立てとしてモラルジレンマの資料を授業で扱った。
道徳教育推進指導資料の「裏庭でのできごと」を加工し、より生徒たちが葛藤するような場面を多く作った。
性格の強い友だちからの威圧に屈するか、正直にガラスを割ってしまったことを話すか、2つの気持ちが入り混じる主人公の気持ちを生徒たちに考えさせた。日常としてありうる場面が盛り込まれた資料であり、生徒たちは主人公の立場になり、意見をぶつけ合った。「大輔にまたいじめられるのは嫌だから、ガラスを割ったことを正直には言えない。」「このままでは心がもやもやしてしまう。よくないことをしたんだから正直に話す。」など、学級16名が全員どちらかの立場で意見が言えた。
最後に、(主人公ではなく)自分だったらどうするか、という発問をし、学級には公表しない形でワークシートに書く活動をもった。
授業では、「正直に言わない」との意見を出した生徒が、「自分だったら正直に言う」とワークシートに書いた。意見をぶつけ合ったことで、友達の意見から正直に話すことの大切さを感じ取ったようだった。
今後も、モラルジレンマ教材の有効な活用を考えていきたい。