大切な命 〜命・支え合い・自ら動く〜 をテーマに講演会を開催しました。講師に、名古屋大学減災連携研究センター防災スーパーバイザーの近藤ひろ子先生をお招きしました。３８年間教員として生活し、今までの経験を生かすべくこの職に就かれたと伺いました。今でも東日本大震災の被災地に通い、特に宮城県の女川の支援・研究をされています。死亡・行方不明率が５０％を超える女川。講演のはじめに子供たちがつくった俳句を紹介されました。「がれきから　やっとみつけた　父の写真」　「逢いたくて　会えなくて　逢いたくて」　「夢だけは　壊せなかった　大震災」　そして、いっこうに進まない復興の様子が写真に写しだされました。そこから先生は、一人一人が大切な命、合言葉は「命・支え合い・自ら動く」と生徒たちにこれから生きていくうえで必要なことを教えてくれました。多くの言葉の中で生き方ヒントがありました。いくつか紹介します。『「人の価値」ってどれだけ人に「ありがとう」って言ってもらえるか、どれだけ「ありがとう」って言えるか』や、『「生きていること」は当たり前じゃない。「今日、生きている」「明日がある」ということは、奇跡！今、一瞬一瞬を大切に！』などがあり、自分にやれることをささやかでもいいからやっていくことの大切さをおもいださせてくれました。そしてそこには、真剣な眼差しで話を聞く生徒たちの姿がありました。
【生徒たちの感想】
○今、生きていることは奇跡であり、亡くなった方は今日をきっと生きたかったのだから、その人の分まで精一杯自分らしく生きていきたいです。
○一日を大切にして、明日があり、今があることはすごく幸せなことです。一瞬を大切にして、いざとなったら人の役にたてるように心の準備をしていきたいです。
○一日一日のささいなことでも大切にしてひとつひとつ幸せ貯金をためていきたいです。そして命の発信者になれるようにしたいです。