【岡崎市立広幡小】情報モラルを高めるために
- 公開日
- 2014/12/09
- 更新日
- 2014/12/09
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では、今年度,情報モラルの指導に力を入れて取り組んでいる。まずは,教師が情報モラルについての認識を高める必要があると考え,夏休みに校内現職研修を行った。講師として,岡崎警察署の生活安全課の職員を招聘した。児童・生徒の携帯電話やスマートフォンによるネットいじめの現状や,最近では,ゲーム機やミュージックプレイヤーでも友達とネットによるやり取りができるということなどを教えていただいた。情報ツールによるトラブルやネットいじめなどが小学校でも十分起こりうることを知り,危機感をもって情報モラルの指導にあたる必要があることを痛感した。
9月には,学習情報の指導員訪問があり,情報教育担当教師が,「事例でわかるNetモラル」というソフトを活用して授業を行った。担当している6年生は,自分専用の携帯電話あるいはスマートフォンの所有率は48%,インターネットに接続できる携帯ゲーム機やミュージックプレイヤーの所有率は45%と高い。そこで,「迷惑メールにどう対処するか」という学習課題を立て,意見交換を行った。児童は,トラブルに巻き込まれないために,不用意にメールを開いたり,応じたりしてはいけないということを理解することができ,情報モラルへの意識を高めていった。
また,11月には,全学年・学級で,情報モラルに関する授業を実践した。高学年は,主人公が思い込みで友達への悪口を電子掲示板に書き込んだことを後悔し,慌てて書き込んだものを削除したという内容の話を読んで,主人公の思いに迫る道徳の時間の授業を行った。授業の終わりに書いた児童の感想には,「友達にとげとげ言葉は言わずに,ふわふわ言葉を使って,友達と仲良くすれば,こういう思い込みをしなくてすんだと思いました。」という内容のものがあった。この授業を通して児童は,相手がどう思うかを考えて行動することが,友達関係を築く上で大切であることに気づくことができた。
今後は,保護者を対象にした情報モラルの研修会を開いて,情報モラル教育の必要性を理解していただき,学校と家庭とが連携しながら,児童の健全な育成に努めていきたい。