【蟹江町立舟入小】「ようこそ先輩」
- 公開日
- 2014/12/11
- 更新日
- 2014/12/11
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では一昨年度より、「あふれる元気」「こぼれる笑顔」のキーワードのもと、健康推進の研究に取り組んでいます。望ましい生活習慣を育成する「体つくりの活動」、自己肯定感や思いやりの心を育成する「心つくりの活動」を行い、家庭・地域と連携を図りながら、「望ましい生活習慣・生活態度の基礎を培い、生涯にわたって、健康的な生活を送ることができる児童の育成」をめざして、2年間、様々な取り組みを行ってきました。
今月は、心つくりの活動の一環として、舟入小学校を卒業し、世の中で活躍する先輩のお話を聞く「ようこそ先輩」を昨年度に引き続き行いました。講師は自然の雄大さを精神性豊かに描き、日本美術院同人として活躍する日本画家の川瀬麿士先生です。
金粉など日本画に用いる画材や風景のどこに焦点を置いて描くかなど作品づくりの一端を紹介していただいた後、河原の石のデッサンに全校児童がチャレンジしました。
先生に「あなたの絵は、石の重みを感じるね。」と褒められ、イラストレーターになる夢に自信がもてた児童がいたり、「大きな石を見て描いたのに、小さく描いてしまった」としょげる児童には、「君は正直だ。そう言えるところが良さだよ。失敗から学ぶことは大切だよ。」と励ましの言葉をいただいたりしました。
そして、自分に感じたことを作品に表したことや作品に対する称賛やアドバイスを受け入れたことで向上できた経験から、夢に向かって素直でいることの大切さを教えていただきました。
作業後の質問コーナーでは「絵は題名から描くのか、描いてから題名をつけるのですか。」や「ぼくは学校に飾ってある作品の塗り方がいいと思います。川瀬さんご自身の気に入っている作品は何ですか。」などの問に、真摯にお答えいただきました。
後日、児童の感想に対して先生からお礼状が届きました。そこには、「…72歳の自分がみんなの手紙を見て、ゼロからまた作品づくりに取り組んでいきたいです。」と、言葉が添えられていました。