【豊明市立栄中】自分、他者を大切にする携帯電話の使い方
- 公開日
- 2014/12/18
- 更新日
- 2014/12/18
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では、「自尊感情を高め、人権感覚を育成する教育の充実」をめざしています。教科や道徳の学習、学校行事、部活動等を通して、自分の大切さとともに他者の大切さを認め、思いやりをもった生徒の育成を目指しています。その成果があって、様々な活動で協力し合い、意欲的に取り組む生徒の姿が多く見られます。しかし、課題が全くないわけではありません。携帯電話での友達間のトラブルが起こることがあります。そこで、人権感覚を損なうようないじめや犯罪被害につながる携帯電話の使い方について学習する機会を設けました。12月3日に愛知警察署生活安全課の方を招き、生徒たちに講話をしていただきました。ネットモラルで一番大切なことは、相手を思いやることが大切であることを話していただきました。無料通話アプリを使って、友達の悪口をやりとりしたり、友達を仲間はずれにしたりすることがいじめにつながることを実際に起きた事例を挙げて話していただきました。また、ネット上に自分の個人情報を流したり、見知らぬ人とネットでやりとりしたりすると、犯罪に巻き込まれる危険性があることについても話していただきました。講話後の生徒の感想に次のようなものがありました。
「私は、一日一回はラインをします。無意識のうちに人を傷つけていないか心配になりました。ラインだと、悪気があって送ったわけではないメッセージでも、相手がいやな気持ちになっているかもしれないからです。これからは、気をつけながら、上手に使っていきたいです。」
「軽い気持ちで、顔写真など自分の情報をネットに載せることや、顔も知らない人とやりとりすることが、どれだけ怖いことなのかがよく分かりました。最近、ニュースでラインに関する事件をよく見ます。自分も事件に巻き込まれる危険性があることを改めて感じました。」
多くの生徒が、同じような感想をもったようです。自分、他者を大切にする人権感覚の育成につながりました。