【豊田市古瀬間小】情報モラル・6年「うまく伝わったかな?」
- 公開日
- 2014/12/24
- 更新日
- 2014/12/24
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
子どもたちは、日常生活において友達同士と対面して会話をしたり遊んだりしている。相手が発する言葉だけでなく表情や態度から、相手の気持ちを察しながらコミュニケーションを図っている。しかし、時に、内容や言い方で相手を傷つけたり悲しませたりすることもある。
これが、非対面のコミュニケーションになった場合、対面のときと比べて、相手の状況を判断する情報が乏しく、相手の意図や状況を理解しづらかったり、誤解をしてしまったりして、トラブルが生じることが考えられる。
そこで、よく知っている友達との非対面のコミュニケーションにおいて、起きそうなトラブルの原因を考え、今後どのように適切にコミュニケーションを取っていけばよいのかを考えさせたいと思い、実践した。
<インターネットを使うときに気をつけること(前時を思い出す>
・「メールの返信がなくても、いらいらしたり相手を責めたりしない。」
・「寝る前やご飯を食べる前など、中断する前にちゃんと伝えておけばトラブルにならない。」
・「相手の状況を考える。顔が見えないからルールを無視しすぎない。」
・「勝手に人のことを考えないでやり取りしてはいけない。」
<非対面でのコミュニケーションで、誤解が生じてしまう動画を視聴する>
ひろしの立場
・「かずやくんはどうしてゲームをやめてしまったのか。どうして怒りマークを付けたのか。」
・「なぜ怒りマークを付けたのか。ぼくも付けよう。」
かずやの立場
・「アイテムを使うなんてひきょう。正々堂々とやってよ。」
・「怒りスタンプを送り返してくるから、もうひろしくんとはやりたくない。」
<どうして誤解が生じたか考える>
・「ゲームだと相手の表情や気持ちが分からない。」
・「ゲームが遊びだから、スタンプを送っても遊びと思って本当の気持ちは分からない。」
・「夜更かしして疲れていらいらしていたかもしれない。」
・「文字を書かずにスタンプだけ送ったから、理由が伝わらずけんかがおこった。」
・「お互いの気持ちを考えようとしなかった。」
<動画の続きを視聴し、どうしたら誤解が生じなかったかを考える>
・「相手の気持ちを考える。」
・「言葉を足さないと本当の思いは伝わらないから気をつける。」
・「実際に会ったときにちゃんと説明をする。」
<自分自身のコミュニケーションのルールを考える>
・会っての会話、手紙、メール、SNSのそれぞれの良さや特徴を適切に判断し、使い分ける必要性に気づかせると共に、相手や互いの気持ちを考えたコミュニケーションをとることの大切さを考えさせることでまとめとした。
*インターネットでのコミュニケーションは、相手の顔や表情が見えないため、相手の考えは推測するしかなく、スタンプでは伝えにくい。
*相手の気持ちを思いやり、相手や場合に合わせたコミュニケーションツールを選んでいくことが大切である。