モラルBOX日記

【岩倉市立南部中】 心をつなぐ

公開日
2015/03/18
更新日
2015/03/18

ちょっといい話

 本校の体育大会は、3学年縦割りの4色対抗戦。大会ではたくさんの感動シーンが誕生します。その感動への布石は、夏休みから既に始まっています。3年生は部活動引退後から、さっそく計画作りをスタート。その後、学級の応援幕の製作、各ブロックの門柱の製作、応援合戦の振り付けの創作へと、それぞれの分担に分かれて活動します。9月に入ると、各ブロックで3年生が1、2年生に指示を出しながら作業を進め、大会当日に向けて準備は一気に加速します。
 大会当日に行われる競技は、すべてブロック対抗の団体競技。勝敗の行方に一喜一憂し、感動シーンがいくつも生まれます。その感動シーンのクライマックスは、大会終了後に訪れます。閉会式後に各ブロックで行われる「感謝の会」です。3年生のリーダーが、下級生に対して、これまでの協力に感謝の言葉を伝えます。真剣に自分の思いを語る3年生。じっと耳を傾ける下級生。感動で涙を流す3年生の姿が、グラウンドのあちこちで見られます。3年生の心が下級生に伝わる瞬間です。
 この3年生の中心とした縦のつながりは、合唱コンクールや南中ふれ愛フェスティバル(文化祭)などの様々な行事にも生かされています。行事に懸ける3年生の思いは、縦のつながりの中で下級生へと大切に受け継がれ、本校の伝統を形づくっています。