【北名古屋市立熊野中】友達への感謝を形にして
- 公開日
- 2015/03/11
- 更新日
- 2015/03/11
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
人権週間に因む活動の一つとして、生徒会が呼び掛け、人権ツリーの製作をしている。これは、友達の良さ、良い行い、感謝したいエピソードなどを書いたオーナメントを作り、クリスマスツリー型の台紙に貼るものである。それを学年ごとに廊下に掲示し、誰もがエピソード等を読むことができるようにしている。
二年目を迎える活動であるため、今年度は、生徒会の主催であることを強調するとともに、執行部だけでなくさまざまな生徒が製作に関われるよう留意した。
まず、生徒会長が朝礼で、互いの良さを認め合うことの大切さを語り、Good Job Boy&Good Job Girlを推薦する活動内容を説明した。また、オーナメントを製作するボランティアを募集し、より多くの生徒が積極的に活動に関われるようにした。
推薦するGood Job Boy&Good Job Girlのエピソードを文章化することで、そのときのことが思い出され、友達の良さを改めて実感することができた。その効用を生徒はこう記している。「書くことで、日頃、自分がしてもらっていることを振り返るきっかけとなります。そして、お互いを認め合い、さらにはいじめをなくすことにつながります」
以下は、執行部が選び、掲示したGood Job Boy&Good Job Girlのエピソードの一部である。
・授業でわからないことを何回も嫌な顔をせず教えてくれる。
・掃除の時間に一人黙々と掃除をしている。
・毎日誰かが困っている、そんなときはたいていA君が助けてくれます。ありがとう。
・元気がないときにいつも気付いて心配してくれます。
・いじめをとめてくれました。
・課題を出しに行くときに、重いので手伝ってくれます。
「でき上がったツリーを見て、私も自分が友達に助けてもらったことを改めて考えました。ツリーの掲示期間だけでなく、普段から感謝の気持ちを相手に伝えられているのかを、お互いが確認していきたいです」これは、ツリーを見た生徒の感想の一部である。
互いの良さを認め合うことは、支え合う集団・仲間作りの第一歩である。また、他に感謝され、認められることによって、生徒が自己有用感を感じれば、自信をもって新たな活動に取り組めるだろう。その繰り返しが、より良い学校作りへと、また、誰もが熊中生でよかったと思える学校作りへとつながっていくのだと考える。