【田原市立田原中部小】 夢育活動「渡辺崋山」
- 公開日
- 2015/04/27
- 更新日
- 2015/04/27
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、5年生の夢育活動(総合的な学習の時間)で、「渡辺崋山」を取り上げています。渡辺崋山は、郷土の偉人です。江戸時代の城下町を校区とする本校にはとりわけ縁があり、校歌にも「人間崋山先生を慕う学風麗しい」とあったり、学芸会の伝統的な演目として「崋山劇」があったりします。
子供たちは、渡辺崋山について調べ学習をして、家族や地域(田原藩)のためにがんばったすばらしい人物であることがわかりました。本校に長く続く崋山劇に関心をもった子供たちは、崋山劇に詳しい地域の方やかつての出演者から崋山劇への思いを聞きました。自分たちも伝統を受け継ごうという気持ちを強くし、昨年11月の学芸会で崋山劇「板橋の別れ」を立派に演じました。
学芸会を含め「渡辺崋山」の学習を終えた子供の感想を紹介します。
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ぼくにとって、崋山先生は、「人々が見習うべき存在」です。学習する前は、なんとなくすばらしい人というイメージしかありませんでした。学習を進める中で、崋山先生がしてきたことに驚きました。ぼくが見習いたいことを紹介します。それは「人間が大きいところ」です。先生は父親のために薬を買いに行った帰り道、大名行列の武士から乱暴され、ひどい目に遭います。それでも先生は、その武士を恨むのではなく、学問に励んで、その武士たちの上に立って見返してやろうと考えました。
ぼくは、小さなころから、ちょっとしたことで怒ってしまうことがありました。後になって考えれば、心が弱かったと思います。5年生になった今では、ぼくを助けてくれる人が周りにいることに気付きました。腹が立つことがあっても、気持ちを抑え「自分」という人間を大きくしていきたいです。(現6年生男子)
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