モラルBOX日記

【春日井市立篠木小】1年生と6年生の交流を通して

公開日
2015/06/01
更新日
2015/06/01

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、1年生から6年生でなかよし班(縦割り班)を編成し、一緒に遊んだり「夏まつり」の企画や運営をしたりして児童の交流を図っています。この活動を通して、力を合わせることの素晴らしさや物事を成し遂げたときの達成感を感じられるよう伝統的に取り組みを続けています。今回はこの中から「なかよし遠足」と「卒業生を送る会」を紹介します。
 「なかよし遠足」では、4月下旬に1年生と6年生の全員で落合公園まで遠足に出かけています。なかよし班の1年生と6年生でグループを作り、落合公園まで仲よく手をつないで一緒に歩いていきます。行き帰りの道中では、いろいろな話をしながらお互いのことを理解し合ったり、6年生が1年生の安全に気を配って声をかけたりしてするなど交流を深めます。落合公園では、グループごとにウォークラリーをして園内を散策したり、お弁当を食べたりして楽しく過ごします。6年生にとっては最高学年としての「責任感」、1年生にとっては新しい環境での「安心感」を育むよい機会となっています。
 「卒業生を送る会」では、1年生から順に、歌や劇などを通して6年生に感謝の気持ちを伝えていきます。送る会は1年生が6年生をエスコートして会場に入場します。1年間、縦割り活動や「なかよし遠足」、清掃交流などで一緒に過ごした1年生に手を引かれて6年生も嬉しそうな表情になります。1年生からは、お世話になった6年生一人一人の似顔絵と名札を手に、感謝の気持ちを伝える歌やダンスを発表します。会の最後には、6年生から在校生に「別れの言葉」と旅立ちの歌の発表をします。6年生の最後の歌の場面では、1年生の何人かは目に涙を浮かべて歌をきき、6年生の姿をじっと見つめています。1年間一緒に過ごしてきた6年生のお兄さん・お姉さんとの別れに際し「ありがとうの気持ち」を自然と表すことができていると感じます。
 このように篠木小学校では、1年生と6年生の交流をはじめ、異学年の児童との交流を通して、様々な情操面の伸長に努めています。伝統ある篠木小学校の交流活動が、本校の教育目標にある『仲よく助け合う子』の育成の一端を担っていると感じます。