【幸田町立荻谷小】交流・体験を通して思いやりの心を育む「福祉実践教室」
- 公開日
- 2015/07/01
- 更新日
- 2015/07/01
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、毎年、学年ごとのテーマに沿って「福祉実践教室」を行っています。6年間を通して、様々な障害について体験的に学びます。今年は、6月11日と12日に、2〜6年生が、それぞれ講師の先生をお招きして実施しました。
3年生はアイマスクをつけ、校内を歩き、目の不自由な方の苦労を体感しました。5年生は、車いすを使ってその介助の方法を学んだり、体の関節が動かしづらくなる器具や耳栓、視野が狭くなるゴーグルをして高齢者の方が感じていることを体感したりしました。どちらの学年もその立場を体験して、大変さを実感したようです。2年生は講師の先生から手話を教えてもらう活動を、4年生は実際に点字を打ち、先生に読んでもらう活動をしました。6年生は、講師の先生から認知症の脳の仕組みや認知症の人の気持ち、認知症の人との接し方を教えていただきました。1年生は、28日に学区の敬老会に参加し、お年寄りとの交流をしました。
以下は、参加した子どもの感想です。
○本当に目の見えない先生が、わたしの打った点字を読んで、その通りの文字を言っていたのですごいなあと思いました。わたしは点字は言葉だと思いました。ほかにも、白じょうやもうどう犬は、目の見えない人には大切な道具だと思いました。(4年生)
○わたしは認知症について知っていることがあまりなかったけど、今日のお話を聞いて認知症は脳の病気だということや、劇を通して認知症の人は不安でいっぱいだから見かけたら声をかけて優しく接しなきゃいけないということが分かりました。認知症は絶対治せる薬はないけど、周りの人が優しく声をかけて助けてあげれば、認知症の人も不安をなくせると思いました。(6年生)
子どもたちのこのような思いを、今後の実生活に広げていきたいと思います。