【豊田市美山小】やさしさ探検
- 公開日
- 2015/07/24
- 更新日
- 2015/07/24
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校の3年生は、総合的な学習で「やさしさ探検」に取り組んでいます。学校が、人に優しい場所になっているか調べるところからスタートしました。子どもたちは、学校中を調査し、点字ブロック、車椅子用トイレなど多くの優しさを見つけてきましたが、階段や段差が多いことが気になりました。そこで、いろんな人の立場になって学校を歩いてみることにしました。高齢者、妊婦さん、体の不自由な方の体験をしてみると、体が思うように動かず、階段の上り下りがつらく感じました。また、二人一組で車椅子とトラストウォークも体験しました。車椅子はスロープがきついと上手くコントロールできず苦労していました。トラストウォークは、階段を下りるのが不安だったようですが、ペアの子の肩に手を置いたり、腰に手を回してもらったりしてゆっくり歩きました。ペアへの信頼や優しい思いが手から伝わってきました。「何も見えなかったけれど、優しく声をかけてくれたから安心だったよ」「あと何段とか言ってくれたから大丈夫だった」などの声が聞かれました。
実際に体験したことで多くのことを学びましたが、地域に出かけると、今以上の困難が予想され、「不自由な人を見かけたら声をかけたい」「電車で席を譲るなどできることはやりたい」等の意見が出されました。子どもたちの中に「やさしさのつぼみ」が膨らみ始めたようです。これからは、地域に目を向け、多くの方との交流を通して「やさしさの花」が咲くよう、様々な活動に取り組んでいきたいと考えています。