【豊橋市立野依小】身近な人に対する温かい気持ちを育む体験・交流活動
- 公開日
- 2015/07/29
- 更新日
- 2015/07/29
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校の4年生は、総合的な学習の時間に、身近な人に温かい気持ちで接しようとする心を育てるため、交流や体験を通して、子どもたちが自分たちで考え、自分にできる活動を実践しています。
初めに、調べ学習や出前授業を通して、ユニバーサルデザインについて子どもたちは学びました。多くの人にとって、利用しやすい街づくり、物づくりをしていて、市内の施設や市販の商品など、身近なところにも多くの工夫があり、使いやすいものがあることがわかりました。また、社会福祉協議会から車いすや体験セットを借り、体験活動を行いました。車いすの扱い方や押し方を知ったり、自分の手足や頭に器具を装着してお年寄りの感覚を体感したりすることができました。
学習や体験をもとにして計画を立て、本校近くの福祉村の若菜荘に出かけ、お年寄りと交流をしました。1回目の訪問では、入居者の方とお話をしながら、昔の暮らし、今好きな食べ物や遊びなどについてインタビューをしました。また、若菜荘の中での生活の様子について施設の方々からわかりやすく説明をしてもらい、部屋の中まで案内していただきました。多くの人から笑顔でやさしく接していただいたため、子どもたちは、お年寄りたちがみんなで楽しくおしゃべりをしたり活動したりして、元気に暮らしていることを感じました。また、2回目の訪問では、若菜荘の方たちと昔の遊びやトランプ、折り紙などをして活動する計画を立て、楽しく過ごす時間をつくりました。子どもたちは、お年寄りとの交流を通して、「若菜荘の人たちは明るくてやさしい」「仲良くなれてうれしかった」「話がおもしろくて行けてよかった」などの感想をもち、温かい気持ちで接しようとする心を高めることができました。