モラルBOX日記

【南知多町教育委員会】自分らしくいられる学校づくり~多様な性の視点から~

公開日
2024/12/05
更新日
2024/12/05

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)



 LGBTQ+に関連する様々な事柄がメディアで扱われるようになり、以前に比べると社会の認識が広がってきたように感じます。児童生徒にとって、LGBTQ+の問題は、自分らしくいられるかどうかにかかわる重要な事柄です。周りの大人がLGBTQ+についてどのように考え、どのように発言し、どのように寄りそうかで、児童生徒に大きな影響を与えます。
 南知多町では、LGBTQ+についての理解不足が招くいじめ等の問題に対して、教職員が正しい知識をもって対応できるようにすることを目的として、町内の全教職員を対象とした南知多町教育研究会【研修会】を8月に実施しました。「NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会」メンバーの榊原衣麻様を講師にお招きし、「自分らしくいられる学校づくり~多様な性の視点から~」の演題のもと、御講演を頂きました。
 LGBTQ+の当事者である榊原様からは、「LGBTQ+の基礎知識」「子供たちの声」「学校や先生ができること」の3点を主にお話いただきました。性的少数者は学級に1名は存在する割合であること、当事者である子供たちの思いは一人一人異なること、当事者の困難を一緒に考えることが大切であること、について理解を深めました。
 南知多町では、性差に配慮したブレザー型制服の導入が決まり、協議を進めているところです。当事者である子供たちにとって過ごしやすい環境を整えられるよう、ハード、ソフトの両面において学校のアップデートを進めていきます。今回榊原様から学んだことを教職員一人一人が理解を深め、広げることで、南知多町の子供たちが自分らしくいられる学校へ、一層進化していくことを期待しています。