【扶桑町教育委員会】扶桑町立扶桑東小学校の取り組み
- 公開日
- 2025/12/11
- 更新日
- 2025/12/11
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
扶桑町立扶桑東小学校では、現職教育の研究主題「主体的に学ぶ『のびっ子』の育成」“誰もがよく考え、互いに高め合う対話的な活動を通して”の実現に向け、授業実践に取り組んでいます。
3年生の道徳の授業で、「ひと言の勇気」の実践を行いました。正しいと思ったことを実行することのよさや難しさについて考え、自分が正しいと思ったことについて、強い意志をもって実践できるようにすることがねらいです。
自分事として考え、意思を決定しやすくするために「注意できる」「注意できない」の2択に分けて、それぞれの立場で交流をしました。全体交流を短くして、1回目の交流で多くの児童と積極的に交流した児童を褒めて2回目の交流に入ったことで、1回目の交流の時よりも、男女関係なく活発に話し合う様子が見られました。
しかし、友達の考えをメモするようにしたことで、話す時間よりも書く時間が多くなってしまいました。友達と同じ考えの所に線を引く、キーワードを抜き出してメモするなどの工夫をすることで、交流による対話的な活動の時間を確保する必要があったと考えています。また、授業の導入で、「たけし」「としみち」の人間関係についての押さえが弱かったため、児童の考えが上手く分散しませんでした。黒板の板書の工夫や挿絵から2人の人間関係について考えさせたり、児童の発言から、「○○さんはこう考えたけど、みんなはどう?」などの問い返しを増やしたりして、クラス全体を巻き込んで話し合うとさらに、本時のめあてに迫れたと思います