【刈谷市教育委員会】教科指導委員訪問
- 公開日
- 2024/11/22
- 更新日
- 2024/11/22
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
刈谷市では、学校教育方針の重点項目として「豊かな心の育成」を掲げています。その取組の一つとして、道徳の教科指導委員が毎年3~4校を訪問し、道徳の授業づくりについて指導しています。今年度は小学校2校、中学校1校を訪問しましたので、その取組を紹介します。
亀城小学校では、「低学年の子供たちが、道徳的価値を考えることができるための有効な手立てについて」をテーマに授業研究を行いました。授業では、ペアごとに登場人物になりきって、役割演技を行う場が設定されていました。その際教師は、自分の立場を明確にしてから、話し始めるように指示をしていました。これにより、「ぼくは行かないよ。だってさ、あぶないから」や「ぼくは行かないよ。だってさ、一人では怖いから」と、理由をはっきりと示して自分の考えを発表することができていました。役割演技の時間を設定したことで、児童が本時の道徳的価値について考えを深めることにつながりました。
富士松中学校では、「自分の個性を生かした行動を生徒が考えられるようにする有効な手立ては何か」をテーマに授業研究を行いました。授業後の協議会では、授業の中で互いのよさを伝え合う場を設定したことの有効性について話し合われました。教科指導委員からは、この手立てにより生徒が自分の知らない一面に目を向け、自分のよさを自覚することにつながったと指導がありました。
刈谷市では、今後も道徳の授業づくりを通して、子供たちの豊かな心の育成に努めていきます。