モラルBOX日記

【設楽町立清嶺小】地域と共に心を育むお茶摘み・お茶配り活動

公開日
2015/08/26
更新日
2015/08/26

ちょっといい話

 本校は、全校児童20名の小規模校で、多くの行事において学年縦割の活動を行っています。校内に小さなお茶畑があり、5月になると、異学年交流の「なかよし班」に分かれて、お茶摘みをします。また、校内だけではなく、地域の方が無償で提供してくれるお茶畑に行って、お茶摘みをします。この行事は、62年間続く伝統的なものです。高学年・中学年の子は、同じ班の低学年の子に「こうやって摘むんだよ。」「がんばって。」など声をかけながら、作業しています。全校で力を合わせ、今年も、たくさんの量のお茶を摘むことができました。
 7月には、地域の独り暮らしのお年寄りの家や老人福祉施設に行って、お茶を配ります。高学年が中心となり、お茶と一緒に配る新聞づくりやでき上がったお茶を量って袋に詰めていく活動をします。高学年が下の学年に、手紙の書き方、お年寄りの方への言葉のかけ方を教え、一緒に地域を回ります。
 「ありがとう。こんなに嬉しいことはない。」と喜んでくれるお年寄りの方の声を聞いて、子どもたちは、やりがいを感じています。地域の福祉施設では、お茶を渡しながら、「いのちの歌」を披露すると、感動して泣いてくださる方もいます。子どもたちからは、「お年寄りの方の笑顔を見ることができて嬉しかった。」「たくさん話せて、昔のことが分かった。」などの声が毎年、聞かれます。
 これからも、学年を越えた活動を通して、自主的な力を伸ばし、コミュニケーション能力を高め、人とのつながりを大事にできる心温かい子どもに育ってほしいと願っています。

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