モラルBOX日記

【田原市立高松小】一人暮らしのお年寄りを訪ねて

公開日
2015/09/17
更新日
2015/09/17

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校の6年生は、地域のお年寄りと交流する機会として、平成24年度より毎年夏休みの前に、地元の一人暮らしをするお年寄りのお宅を訪ね、暑中見舞いのはがきを渡す活動を行っています。
 訪問を前に、社会福祉センターの方に福祉の意味を教えていただいたり、一人ではできないことや心細いことをみんなで考えたりしました。「ご飯を食べるとき、一人ではさみしい。」「高いところにあるものを取るとき、一人では大変。」など意見を出し合いました。そして、暑中見舞いのはがきには、学校でがんばっていることや、「暑いので体に気をつけてください」などの励ましのメッセージを書きました。
 当日は、3つのグループに分かれ、民生委員の方と一緒に訪ね、一人一人直接暑中見舞いのはがきを渡しました。最初は緊張して声が掛けられなかった子も、次第に「暑い日々が続きますが、健康に気をつけてください。」「お体を大切にしてください。」などの言葉を掛けてはがきを手渡しました。お年寄りの方も、「ありがとうね。」「また遊びに来てね。」と涙を流しながら、受け取ってくれました。
 訪問後、子どもたちは、「どきどきしたけれど、笑顔で受け取ってくれたので、うれしかったです。」「喜んでくれるか不安だったけれど、『雨の中、来てくれてありがとう。これからもがんばってね。』と言ってもらえたので、渡しに行って良かったです。」「最後に握手をして、とてもあたたかい気持ちになりました。」という感想をもちました。
 9月には運動会、11月には学芸会の招待状を作り、今後も交流を深めていきます。