モラルBOX日記

【岡崎市立葵中】被災地へ向日葵の輪を! 被災地を支援しよう

公開日
2015/10/16
更新日
2015/10/16

ちょっといい話

本校の今年の生徒会テーマは「向日葵の輪 想いを伝え合い つながる心」。つながるをキーワードに多方面とのつながりを、大切に活動を進めている。そんな中、今年度は被災地支援という形で、つながる取り組みを始めた。ひとつは「資源回収による収益金の送付」である。毎月1回資源回収を行い、その収益金を送付するというものである。生徒は、各家庭でためておいた新聞紙、アルミ缶などを学校に持ちよることで、「このアルミ缶が、復興の役に立てばいいなあ」とか「仮設住宅の人は、どんな生活をしているのかなあ」などと、被災地とつながる意識をもつことができた。もうひとつは「向日葵プロジェクトの参加」である。「向日葵プロジェクト」とは、福島県の企業が始めた企画で、もともと向日葵を栽培し、向日葵油を作っていた。しかし、東日本大震災が起こり、被災後は向日葵が育てられなくなってしまいました。そこで今、全国に向日葵の育成をお願いし、その種で向日葵油を作るというものである。この企画に本校生徒会も賛同したのである。プランターで学級1本のひまわりを育てるだけにとどまらず、敷地内の各所に向日葵の種を植え育てた。水やりなどはすべて当番制、向日葵の成長を記した「向日葵日記」が、各学級に回った。「6月24日(水) 全てのうち半分くらいが大きく、茎は太くて、葉も大きくなっていた。こんなに大きく育っていたので、もっともっと育てていって、向日葵プロジェクトを成功させたい!!」、「7月1日(水) 雨で水やりはしませんでした。だけど、観察してみると葉の色がきれいな緑色でした。向日葵は上を向いていました。東北の人たちに、この向日葵が元気を与えるかと思うと、嬉しくてたまりません」と日記に記されていた。夏の暑い日、生徒は種の収穫に汗を流していた。
 資源回収による収益金は、仙台の宮城特区にある仮設住宅へ送り届けることができた。仮設住宅の自治会長さんから送られてきたお礼の手紙に、生徒はより強くつながる心をもつことができた。ひまわりの種は、生徒のメッセージとともに間もなく東北に届けられる。