本校の２年生は、明るく仲のよい１２人、「二十四の瞳」の学年です。放課には、アニメ番組のごっこ遊びをしたり、お笑い芸人のまねをして歌ったりすることがあります。友だちを傷つけるようなものまねをすることはありませんが、事前にテレビと自分たちの生活とは違うことを知らせる必要があると考えました。
　そこで２つのお話をしました。一つ目は、「アニメずきのたけしくん」、二つ目は「おわらいばんぐみずきのたろうくん」です。
　１「アニメずきのたけしくん」
　このお話は、アニメの戦いごっこを見たたけし君が、学校でアニメのヒーローになりきったつもりで友だちをパンチするお話です。このお話を聞いて、子どもたちは「ひどい！」とすぐに反応しました。「テレビのまねをしてパンチをしてはいけないよ！」という感想が多く出されました。
　２「おわらいばんぐみずきのたろうくん」
　このお話は、おわらい番組を見たたろう君が、学校でおわらい芸人のまねをして体の大きい友だちに「大きな体だね」と言うお話です。このお話の後、すぐに「友だちに言ってはいかんだよ！」「傷つくような言葉を友だちに言わないよ！」という意見が出されました。
　二つのお話を通して、「テレビのまねをしてはいけないときがある」「友だちを傷つけるようなことをしてはいけない」ということを再確認することができました。教師も保護者も、今後、引き続き仲のよい明るい学年として成長していくことを期待しています。